立川駐屯地防災航空祭

救助作業展示中のハイパーレスキュー隊

今日は陸上自衛隊立川駐屯地防災航空祭に参戦して来ました。




07:00頃に自宅出発。
およそ1時間ほどで最寄りの「立川駅」着。
そこから駐屯地までは路線バスで向かう。
ターミナルに行くと既にバスがいたので乗車、10分ほどで駐屯地前のバス停に到着!
防災航空祭としては2年ぶり、去年の防災航空祭は中止でしたが、5月に一般公開があったので実質1年4か月ぶりくらいですか。
08:15くらいの時点で駐屯地正門からは、10〜20mほど列が出来てました。
その後はバスが来るたびに列が伸び、地元の人も集まって来たので開門時には長蛇の列が出来てました。


09:00ほぼ定刻通りに開門。
手荷物検査は米軍基地に比べれば緩めでした。
入場後は「CH-47大型輸送ヘリ体験地上滑走整理券」をもとめて配布場所へ。
この時間に入場できたので、整理券は問題なく入手できました。
会場正面では警視庁第8交通機動隊の白バイが、走行展示の予行演習をしていたので見学。
その後は、今回の地上展示機を見て回りました。
展示機の内容はほぼ例年通り、今回は珍しく海自第61航空隊のLC-90がいました。
地上展示機リストは後日にでもアップします。
陸自の駐屯地祭って事で、管理人の目当てであるパッチ*1販売は低調でした。
売ってたのが、「米陸軍 第76航空大隊」と「陸自 第12ヘリ隊 第1飛行隊」・「第4対戦車ヘリ隊」、あと珍しく「第1ヘリ団 連絡偵察飛行隊」が販売してました。
自分は連絡偵察飛行隊のパッチは持っていなかったので購入。
かなり派手な色彩だったので、隊員の方に実際に使用しているのかと聞いたところ、どうも実際に使用はしていないのだとかw
今後ロービジバージョンを作るかは検討中らしいです。


そうこうしていると、会場正面では各種展示が開始される時間になったので、そちらを見ることに。


まずは駐屯地祭につき物の記念式典。
今年の記念式典は思ったより短縮された内容で、割とあっさり終わりました。
式典終了後、会場正面の滑走路付近から自衛隊・警察・消防・海上保安庁の各種ヘリコプター合計25機が次々と離陸して行く。
これだけの数の機体が一気に離陸していく姿は、かなり壮観です!!
その後、少年工科学校生徒によるドリル展示と、警視庁第8交通機動隊の白バイ走行展示が行われました。


一連の展示が終了した10:45頃から、先ほど離陸して行ったヘリコプター編隊が隊形を整え会場右から進入してきます。
この頃から天候が悪くなり始め、時折細かい雨が降り始めました。
そんな撮影環境が悪い中、各3〜4機の編隊に分かれたヘリが上空を次々と航過して行きます。
すべての編隊が通過すると、一部の機体はそのまま着陸。
今度はAH-1Sコブラ対戦車ヘリによる機動飛行展示に移行します。
AH-1Sの急旋回や高速航過など、例年に比べると若干大人しめな機動飛行展示だったように思います。


機動飛行展示の次は災害派遣行動展示に移ります。
「防災航空祭」と銘打っているだけあって、各行政機関が連携しての災害派遣行動展示が一番の見せ場だと思われます。
まずはOH-6観測ヘリによる状況偵察。
状況偵察によって判明した被害に対して、消防が救助を実施します。
今回は被災した車両に閉じ込められた要救助者を救助する設定。
実際に会場中央に置かれた廃車を被災車両に見立てて救助を行います。
訓練展示に参加したのは、東京消防庁の「消防救助機動部隊*2」・「特別消火中隊」などの部隊でした。
消防救助機動部隊は、被災車両から要救助者を救助すべく各種機材*3を使い、迅速に要救助者を救助していました。
これと並行して、滑走路近くでは陸自の偵察隊がバイクを使った偵察行動を行ったり、自衛隊・警察・消防の各ヘリが、地上から要救助者を吊り上げ救助するなど、同時並行して展示が行われました。
最後は消防各部隊の放水展示と、自衛隊・消防のヘリによる空中からの消火展示を行い災害派遣行動展示は終了しました。
今年の災害派遣行動展示は、例年になく東京消防庁が気合いの入った展示を繰り広げているという印象でした。
消防救助機動部隊に始まり各種部隊を展開させて、かなりその存在感をアピールできたのではないでしょうか。


全ての展示が終了した為、後は午後に行われるCH-47大型輸送ヘリの体験地上滑走まで時間つぶし。
会場内には航空機以外にも、防災航空祭参加各機関の車両なども展示されています。
自分はそれら車両などを撮影していたんですが、陸上自衛隊の82式指揮通信車だけは子供達に占拠され、まるでジャングルジムさながらの様相を呈してましたw


その後、12:45からのCH-47体験地上滑走を待っていたんですが、待っている最中に雨が降り出しました。
ここまでは曇天ではあっても、何とか雨は降らず*4にいたんですが・・・・orz
仕方なく、ズブ濡れになりながらも体験地上滑走を待つことに。
「体験地上滑走」と言っても、機体自体は20〜30mの高度まで上がっているので飛んでいるのと変わらない状態のまま、滑走路を一往復するという内容。
正味、5分程のフライトにはなるでしょうか?
軍用ヘリならではの凄まじい騒音と振動は、他では経験できないと思いますw
他にも飛行中に操縦席が覗けたりだとか、結構ヲタでなくとも楽しめると思います。
体験地上滑走後は、雨も強くなって来たので早々に帰宅しました。




飛行展示に向け離陸するAH-1S対戦車ヘリコプター



展示を終え着陸するUH-1J輸送ヘリ



災害派遣行動展示中の東京消防庁AS-332L「はくちょう」

*1:部隊識別用ワッペン

*2:ハイパーレスキュー隊

*3:管理人は消防関係には詳しくないので、どんな機材なのかはわかりませんでした。

*4:軽い霧雨は降りましたが