ヨコスカサマーフェスタ’09(海自横須賀基地)

ヨコスカサマーフェスタ’09

曇るどころか、ガッツリ晴天に恵まれた「ヨコスカサマーフェスタ2009」に行って参りました!
ではでは、行動レポを上げておきます!




08:15頃に横須賀基地の最寄り駅である京急汐入駅」に到着。
歩いて基地正門へ向かう。
08:30頃に正門前に到着。
すでに入場列が出来ていて、正門の外にまで列が伸びていました。
並んで少しすると、案内係の自衛官から「15分くらい早く開場する」との案内がありました。
08:45になり案内通りに列が進み始める。
最近の自衛隊イベはやたらと混むようになったので、こういった配慮があるのは嬉しいです。
毎年恒例の入口での手荷物検査と金属探知機による検査ですが、今年は係員を増員したようで、進みは割と早かったです。
今回のサマフェスはセキュリティーチェックとか全体的に融通が利いて、とても好感が持てる対応だったと思います!


入場すると大半の人は入口横にある、シャトルボート乗船券配布所に殺到してました!
今年も海自横須賀基地と対岸の米海軍横須賀基地が一緒に一般公開され、両基地の間でシャトルボート*1が運行されてました。
個人的に今年は対岸に渡る気はサラサラ無かったので、スルーして艦艇公開が行われるバースへ向かう事に。
今年の公開艦などは以下(↓)の通りでした。

・海自
護衛艦「むらさめ」(第1護衛隊群 第1護衛隊)
護衛艦「おおなみ」(第2護衛隊群 第6護衛隊)
潜水艦「たかしお」(第2潜水隊群 第4潜水隊)*2
砕氷艦「しらせ」(横須賀地方隊直轄)
多用途支援艦「えんしゅう」(横須賀地方隊直轄)


・米海軍
駆逐艦「カーティス・ウィルバー」(第15駆逐隊)


陸自
82式指揮通信車(第1師団 第31普通科連隊)


・空自
ペトリオットPAC-3 一式(第1高射群 第2高射隊)


バースへ向かう途中、水中処分隊による処分艇の体験搭乗整理券を配っていたので、「11:00〜12:00回」の整理券をもらいました。
その後はバースに移動し、目刺しで停泊している「しらせ」・「カーティス・ウィルバー」を見学する事に。
まぁ、予想通りというか2週連続で「しらせ」乗艦を果たすとはw
就役して間もないのに、すでに「しらせ」のパンフレットがダブった。
まずは「しらせ」に乗艦し艦内を見学。
とは言え、先週の公開時に結構じっくり見学したから、コレと言った目新しさも無く・・・・。
気分的には隣の「カーティス・ウィルバー」の方が気になって仕方がないと。
「しらせ」の艦内見学の途中で、「しらせ」の艦橋を見学後に「カーティス・ウィルバー」に向かうコースと、そのままダイレクトに「カーティス・ウィルバー」に向かうコースの分岐点があったので、迷わずに「カーティス・ウィルバー」ダイレクトコースを選びましたw
「カーティス・ウィルバー」に乗艦して思ったのが・・・・。
見学者が全然いない(ノ∀`)
会場入口で大半の人がシャトルボート乗船券争奪戦を行ってたり、乗艦者も「しらせ」を見学したりしてるので、まだ「カーティス・ウィルバー」まで行き着いてない模様。
お陰さまで悠々と「カーティス・ウィルバー」を見学することに。
もうね、ホント人が居なくて、駆逐艦で最大の見所である前甲板の5インチ砲周辺もガラガラの状態!
あんなクリアな状況で5インチ砲の写真を撮れたのは、一般公開では初かもw
今回の「カーティス・ウィルバー」も以前の「ジョン・S・マケイン」同様、公開範囲は上甲板のみでした。
「カーティス・ウィルバー」の見学も終わり、そのまま離艦してもよかったんですが。
10:00から基地正面の海域でヘリによる救難訓練展示があるとの事で、「カーティス・ウィルバー」艦上がちょうど良い見学場所だったので、後部ヘリ甲板で待つことに。
10:00になり海自館山基地の第73航空隊所属UH-60J救難ヘリが飛来。
これまた一週間前に横浜で見たのと同じ光景が、しかも機体まで全く同じ64号機だし(ノ∀`)
今回の展示は先週より更に簡素な訓練展示で、救難員がヘリから降下し救難者を吊り上げるだけのオーソドックスな内容でした。
先週と少し違ったのは、展示の最初と最後に多少機体をバンクさせるなど動きがあったくらいかな・・・・。
次に港務隊による曳船の放水展示を見学して離艦しました。


「しらせ」・「カーティス・ウィルバー」を見学後は、反対側にバースに停泊している「むらさめ」・「おおなみ」を見学。
まぁ、正直なところ両艦とも何度か見学してるんで、ちょっとアレな感じもあるんですが・・・・。
それでも「むらさめ」の方はちょっと久々感があったかなw
「むらさめ」の艦内を見学していて思ったのが・・・・。
「この艦もイイ感じに年季が入ってきたな!」という印象。
まぁ、よく考えたら「むらさめ」も就役して既に10年以上が経過してるんですよねぇ。
「むらさめ」級護衛艦って聞くと何か新しい気がするけど、意外と初期建造艦はもう中堅の域に達しつつありますね!
そんな感慨に浸りつつ、「むらさめ」・「おおなみ」の見学は終了。
離艦後は更に奥のバースに停泊している、「たかしお」を見学する為に移動。
「たかしお」自体は限定的な一般公開しかしてないので、一般のヲタはバースから外側を見学するのみ。
何かしらで「たかしお」のパンフレットでも配布してないかと思いましたが、それも無くちょっと残念でした。


一通りの見学が終わると時間は11:00近くなっていたので、処分艇体験搭乗の集合場所へ移動。
移動中にふと空を見上げると、雲の一部に虹のような光が射してることに気付く。
でも、どう考えても虹ではないので、あれはたぶん「彩雲」ではないかと思います。
一応、カメラがあったので撮影したんですが、あまりハッキリと写ってなくて何とも言えない感じでした。
そうこうしつつ集合場所に着くと、意外にも体験搭乗の待機者列ができてました。
処分艇自体がかなり小さめのゴムボートなんで、搭乗できるのは1艇につき6人ほどが限界です。
それもあって列の進みが悪く、最終的に45分ほど並びました。
今回、自分は初めて処分艇に乗ったんですが、ゴムボートなんですぐ横が海面だったり、座る座席など無くただボート縁に腰掛けるだけっていう、意外とスリリングな乗り物でしたw
それでも潮風を向けて走ると結構爽快な気分ですし、普段は見られない角度から船を見れるのでとても楽しかったです!
体験搭乗の時間は大体10分程度だったかと思います。


体験搭乗終了後は、最後に多用途支援艦「えんしゅう」を見学する事に。
先週の横浜にも訓練展示の支援で来てましたが、艦内を見学するのは艦としても艦種としても初めてです!
舷門には「地元横須賀 初公開!」の文字が。
乗員の方にパンフレットを頂き乗艦。
艦自体が海自最小の自衛艦だそうで、全体的にコンパクトな印象。
艦尾には自走式水上標的「バラクーダ」が搭載されてました。
「えんしゅう」を見学して思ったのが、装備品についての案内板の作りが丁寧で見やすく、多少のユーモアもあって割と面白い案内板でした。
今回の見学で初めて知ったのが、「えんしゅう」の艦橋上部に12.7mm機銃の銃座が設けられていたこと。
今までこの手の支援艦って基本的に非武装が多かったので、ちょっと驚きです!
案内板によると「訓練支援のほか、沿岸・港湾の哨戒任務も可能」との事で。
さすがは多用途支援艦だけに、色々な任務があるんですね。
「えんしゅう」の見学を終えて離艦した後は、近くの広場に展示されていた空自高射隊のパトリオットを見学することに。
今回展示されたのは、最近話題になったパトリオットPAC-3でした。
今までPAC-2は見たことあるんですが、PAC-3は初めて見たので興味深かったです!
周囲にいた案内係の空自隊員の方にあれこれと質問してみたりしてました。
PAC-3を見学し終えて今日の目的は全て達成できました。
他にコレといった用事もなかったので、そのまま基地を後にして帰宅しました。






駆逐艦「カーティス・ウィルバー」



Mk.45 5インチ砲 Mod3
駆逐艦「カーティス・ウィルバー」の主砲
かなりクリアに撮影できたので、嬉しくなってアップしましたw



潜水艦「たかしお」
処分艇体験搭乗中に撮影
後方は救難展示終了後に帰投するUH-60J



UH-60J
今日も展示訓練を行ったUH-60J



タグボート曳船67号」
カラー放水を行う港務隊のタグボート



ペトリオットPAC-3 発射機
発射機の他にレーダーや指揮車などを含めてシステムが構成されている。

*1:海自の交通艇を使用

*2:艦内公開は事前応募の小中高生のみ